米利下げ見通し優勢
為替市場
為替市場においては引き続き、円高ドル安が続いています。円の独自材料は現状見当たらなく、サブプライムローンによるアメリカ経済への信用不安から、ドルの頭の重い状況が続いています。2005年から続いていた上昇トレンドが崩れ、ドルの方向性が定まっていない状況です。アメリカの株式市場が回復に向かい始め、ドルが買われる動きが見られますが、未だに不安が残っているのが現状です。さらに、9月18日のFOMCで政策金利の引き下げも考えられていることから、積極的に買われてくる状況とはならないでしょう。アメリカの政策金利の引き下げは18日前に発表される経済指標の数字で判断されることになるでしょう。18日にFOMCでキーとなる経済指標はこちらです。
9月4日 アメリカISM製造業景気指数
ISM(供給管理協会)が製造業約350社の企業にアンケート調査を実施して作成する景況インデックス。50%を基準として、これを上回ると景気拡大、下回ると景気減速を表しています。株式・為替の指標として重要度が高いものとなっています。
今回発表の8月製造業景気指数は52.9%と前月の53.8%から低下し、3月以来の水準となりました。新規受注の減少が影響したとみられています。新規受注指数は前月の57.5から55.3に、価格指数は前月の65.0から63.0にそれぞれ低下し、この受注減速がインフレを抑制していることを意味しています。
9月6日 アメリカISM非製造業景気指数
ISM(供給管理協会)が非製造業の企業にアンケート調査を実施して作成する景況インデックス。50%を基準として、これを上回ると景気拡大、下回ると景気減速を表しています。ISM製造業景気指数の方が重要視されています。
8月の非製造業景気指数は、前月と変わらずの55.8%でしたが、サービスセクターにおける雇用が2002年12月以来の低水準になったことを示し、構成指数の3つが前月を下回ったので、この日のドルに対する悪材料となりました。
9月7日 アメリカ雇用統計
日本の労働調査にあたり、アメリカの完全失業率などの動向を調べることができる経済指標となっています。この指標は政策金利に及ぼす影響が強く、非農業部門就業者数の増加は景気回復、拡大から利上げ観測につながります。
8月の非農業部門雇用者数は4年ぶりの減少となり、今回の雇用統計で利下げ見通しが優勢となりました。18日のFOMCでは0.5%の利下げが行われるのではないかとの声が出ています。
ドル市場は、2005年から続いていた上昇トレンドラインを割れ、方向性を失っている相場展開となっています。まだ金融市場にサブプライムローン問題についての不安が残り、非常に頭の重い展開となっています。9月18日に行われるFOMCで政策金利の引き下げが決定されれば、ドルは円に対して弱含む展開が予想されます。8月17日の安値を割り込めば、下値110円のリスクも考えておいた方が良いかもしれません。
ISM(供給管理協会)が製造業約350社の企業にアンケート調査を実施して作成する景況インデックス。50%を基準として、これを上回ると景気拡大、下回ると景気減速を表しています。株式・為替の指標として重要度が高いものとなっています。
ISM(供給管理協会)が非製造業の企業にアンケート調査を実施して作成する景況インデックス。50%を基準として、これを上回ると景気拡大、下回ると景気減速を表しています。ISM製造業景気指数の方が重要視されています。
日本の労働調査にあたり、アメリカの完全失業率などの動向を調べることができる経済指標となっています。この指標は政策金利に及ぼす影響が強く、非農業部門就業者数の増加は景気回復、拡大から利上げ観測につながります。
