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初級編 1. チャートとは何
相場のチャート、日本では罫線といいます。相場の動いた足取りをグラフ化したものです。
相場の報道は、テレビでも、新聞でも、毎日のように、お目にかかります。
たとえば「本日は原油が高く、ついに70ドルを超えました」。「為替が大幅に円高に動き、本日は1円20銭の円高です」。「株価が前日比260円安と急落しました」…等々。
しかし、数字を述べられても、感覚的にどの程度安くなったのか、あるいは高くなったのか判かり辛い。時系列に数字を羅列した表を見るより、それをグラフ化したほうが、一目瞭然といえましょう。
自分の体重の増減を数字で見るよりは、毎日グラフに書いていくほうが判りやすいでしょう。これもチャートです。
アメリカでも、その日の動いた値段をグラフにしてコンピュータで見ています。
相場の罫線の引きかた(書きかた)には色々あります。それによって、売り時か、買い時かを判断して、相場を張る人をチャーチスト、日本では罫線屋といいます。
最近―と言っても、ここ15年前位からは、コンピュータに判断させて、売買することを、システムトレードといいます。これも基本はチャート分析に委ねられます。
罫線は、コンピュータでなく、毎日、自分の手で書いていくのが市場からお金を取ってくる秘法といいます。
値段の動きを、からだで覚えよということです。
慣れてきますと、その日のチャートを付けているうちに、明日は高くなりそうだ、あるいは、明日は安く寄りそうだ―といった感覚といいますか、第六感が働くようになってきます。
しかし、その感覚が欲にくらまされて、見えなくなる時もありますので注意して下さい。
日本では江戸時代、『罫線を、おぼえた頃には倉は飛び』などとヤユ(揶揄)したものです。また、「罫線屋、線を引き引き、足を出す」―といった川柳もあります。足とはここでは損失です。
そもそもの相場罫線(チャート)の始まりは、江戸時代のお米の相場で、その日、その日に付いた値段を単純なグラフにしたのが始まりです。
そうこうするうちに、さらに、具体的に1日、1本の値段よりも、その日、どのように価格が動いたのかもの知りたくなってきます。
朝一番についた値段、これを「始値」といいます、その日の最後についた値段、これを「終値」といいます。さらに1日で最も高い値段、これを「高値」、最も安い値段「安値」といい、これらを総称して「4本値」といいます。
ただ、4つの値段をグラフに書いていきますと、1日の枠が大きくなり、1ヶ月、1年つけるうちに、ドンドン紙を継ぎ足さなければならなくなり、また、見辛くもなりました。そこで考え出されたのがローソク足という偉大な発明品でした。この名称はまさに見た目がローソクに似ていることからついたものです。図1参照
その日の足取りが、ローソク足一本でわかるようになっています。1日の動きを示すのが「日足」“ひあし”と呼びます。また1週間の動きを1本の線で示すのが「週足」“しゅうあし”といい、1ヶ月の動きを1本で示すのが「月足」“つきあし”といいます。次の章よりローソク足の書き方について学びましょう。
02 ローソク足の基礎知識 >>
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